2011年12月、冬コミで出してしまったⅣ→遊馬がこちら。ペーパーです無配ですもちろん。
マイナーだろ知ってる。
けどⅣが遊馬に興味持ったらいいなーと思ったら書かずにはいられませんでした・・・

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「な、なんだよ」
「…君が九十九遊馬、ですか」
 
穴があくほど、という言葉はこんな時に使うのだろうか。
目の前にいる少年を無遠慮に観察してからそんな事を思った。
俺の不躾な視線が不快だったのだろうか、遊馬という少年は眉根を寄せてこちらを睨みつけてくる。
 
「俺はお前のデュエル、嫌いだ」
「それはそれは…君も僕のファンになってくれればいいものを」
「あんなデュエルする奴を好きになるわけないだろ！」
 
声を荒げてそう宣言するこの少年が、あの凌牙を立ち直らせたのだという。
（こんな馬鹿みたいに真っ直ぐな子供が、ねえ）
相変わらずこちらを睨み付けている九十九遊馬と目が合うと、相手の瞳の輝きが増したような気がした。
爽やかな風が吹く明るいこの街で育ったこの少年は感情を隠す事を知らないのだろう。それではデュエリストとしては初心者同然。感情を見せない事が勝利への第一歩だというのに。
「好きとか嫌いとか、感情論だけでは勝てませんよ」
「そういう問題じゃない！」
 
何を言っても無駄だろうとは思うものの、つい口が滑ってしまう。
いちいち反応する姿を見るのは中々楽しいものだ。
（それに、気になる）
何故か俺はこの少年に興味を持ってしまったのだ。
凌牙を立ち直らせ、おそらくはあいつにとって大切な人間の一人になっているであろう、九十九遊馬という人間が。
 

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シャークさんの大切な人である遊馬に興味をもったⅣが
ちょっかい出してきて本気になっちゃうとか！すごく萌えるんですけども！
あとVゆまもおいしいなあとか。腹黒Ⅲと遊馬もいいなあとか。
そんな妄想してしまうマイナー脳ですすみません。