忍者ブログ
二次創作テキストサイト。はじめての方は「はじめに」をご覧下さい。
 105 |  104 |  103 |  102 |  101 |  100 |  99 |  98 |  97 |  96 |  95 |
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2月6日はジムの日!
ということで、ついったでつぶやいてたジムとフレンドたちの小話です。




* * * * *

「ジム、これやるよ!」
駆け寄ってきたヨハンにドローパンを渡された。
DAで人気のこのパンは、空腹の俺にしてみればご馳走だ。
「thanks、ヨハン!…but、何故俺に?」
喜んで受け取ったはいいものの理由が分からずに問いかければ、ヨハンは人懐っこい笑みを浮かべる。
「今日も発掘調査してきたんだろ?腹減ってると思って」
当たってるだろ?と胸を張って答えられ、つられて笑みが零れた。
「ヨハンは優しいな」
「好きな奴限定、だけどな!」
大事なfriendには優しくするという意味だろうか、と首を傾げてしまったものの、ヨハンの気持ちは嬉しいので有難く受け取ったドローパンを頂くことにした。
「いただきます」
「…え、今のつっこまないのかよ…」
ヨハンが何か呟いたようだったけれど、何と言ったのだろう?
遠慮なくパンにかぶりつけば、中身はおにぎりだった。
ヨハンの好きなパンだ、きっと彼はbingoを引いたんだろう。
(さすがヨハン)
ふと視線を向ければ彼も手にパンを持っている。
「2つ買ってきたのかい」
「まーな!一緒に食おうと思って!」
つーことだから、席座ろうぜ!
そう言ってヨハンに手を掴まれ、引っ張られる形で席につくことになった。
(相変わらず強引だ)
そんな彼に巻き込まれるのは嫌いじゃないけれど。

* * *

「ジムー!」
ヨハンと一緒にいたところへ、今度は十代がやってきた。
「十代、どうしたんだい」
「俺もヨハンと同じ理由だぜ!ってことで」
満面の笑みを浮かべた十代に手渡されたのは、よく冷えたcokeの缶だった。
「thanks、十代」
「おー、どういたしまして!」
明るい笑みにこちらまで嬉しくなってきてしまう。
これも有難く頂こう、とプルタブを開けて飲もうとしたところに、突然ドローパンが降ってきた。
「What's!?」
缶が倒れなかった事に安堵しつつも慌てて振り向けば、そこに立っていたのは
「覇王!?」
そう、金色の瞳をした十代瓜二つの人物、覇王だった。
「……やる」
「、え、」
何を、と聞く前に彼がドローパンを指したのですぐに理解できた。
どうやら彼も、俺を気遣って持ってきてくれたらしい。
「パン2つもいらないだろー」
ヨハンが苦笑していたけれどせっかくfriendがくれたものなんだから、と俺は笑って包装紙からパンを取り出してかぶりついた。
「!Delicious!これは…!」
「げ、まじかよ」
覇王が引き当てたのは、なんときらきらと輝く黄金パンだったのだ。
驚く俺とヨハンに対し
「さっすが覇王!」
「…当然だろう」
自分が当てた時のように喜ぶ十代と、薄く笑みを浮かべる覇王の姿。
「thanks、みんな」
friendたちの気遣いが嬉しくて、俺は二人に負けないくらいの笑顔を浮かべたのだった。



* * * * *

なんで覇王さまいるの、とかつっこんだら負け。
ついったで書いたときはヨハンのセリフがひとつ抜けてました・・・ごめんヨハン・・・



PR
この記事にコメントする
Name
Title
Color
Mail
URL
Comment
Password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人しか読むことができません)
♥ Admin ♥ Write ♥ Res ♥
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
拍手など
Copyright ©  柚子缶  All Rights Reserved.
*Material by *MARIA  / Egg*Station  * Photo by Kun  * Template by tsukika
忍者ブログ [PR]