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DSS、ユーグ×カレル第3弾。
ただのバカップルな小話。
ただのバカップルな小話。
* * * * *
「カレル、ちょっと来い」
「はいっ?」
ユーグに手招きされ、訳も分からぬままゆっくりと近付く。
すると突然、抱き締められた。
「うひゃっ」
「変な声だな」
「だ、だってユーグがいきなり抱き締めるから」
「あぁ、悪い」
ちっとも悪びれた様子もなく謝られ、まぁいいか、と笑う。
だって、ユーグにこうされるのは嫌じゃない。…むしろ、嬉しい。
ボクがユーグの為に出来る事があるなら何だってしたい。そうしてユーグが喜んでくれるなら、それだけで満足出来るから。
だから、ボクはお返しとばかりにぎゅっと抱きつくのだ。
「えいっ」
「お…っと」
そうするとユーグは少し驚いたようにびくりと肩を震わせたけれど、それも一瞬。直ぐにボクを抱き締め返してくれる。
見上げればそこには嬉しそうに微笑むユーグがいて、少しは役に立てたのかなと思って満足したボクも、同じように微笑んだ。
「えへへ」
「何だよ?」
「いえっ、何でもないです」
「…おかしな奴」
ユーグは優しく微笑んで、頭を撫でてくれる。それが心地よくて目を細め、ボクは再度ユーグに抱きついた。
この幸せな時間を過ごす為なら、ボクは何だってしたいと思う。
ボクの傍にはユーグがいて、ただそれだけで。
それだけで…、幸せだなと思えるのです。
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